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  • 今年も貴重なコピ・ルアックを限定販売開始!うんちコーヒーとは?

    去年大人気ですぐに完売になってしまったコピ・ルアックを今年も、今週末より限定販売しております!
    映画「かもめ食堂」やジャックニコルソン・モーガンフリーマン主演の映画「最高の人生の見つけ方」にも登場し、テレビやラジオなどでも紹介されているため、
    聞いたことがあるという人も多いかと思います。この猫のうんちから取れるコーヒーですが、少しうんちく(おやじギャグすみません>_<)を語らせてください!


    コピ・ルアックとは
コピはインドネシア語で「コーヒー」、ルアックは現地ジャワ語で「ジャコウネコ」の呼び名です。インドネシア語でジャコウネコは「ムサン」となり、コピムサンとしても流通しています。ジャコウネコはコーヒーの果実を餌として食べます。中の種、コーヒーの豆は消化されずに糞(フン)として排泄され、それを集めてきれいに洗い乾燥させ、パーチメント(殻)から豆を取り出したものを焙煎し、コーヒーができます。ジャコウネコ一匹が排出して取れるコーヒーは一日に7g程度といわれ、非常に希少価値の高い豆です。ジャコウネコは完熟した実のみを選んで食べるといわれ、また一説によると、ジャコウネコの腸内に存在する消化酵素の働きや腸内細菌による発酵の働きで、コーヒーに独特の香味が加わります。


    しかし、誰がどうやってこのようなコーヒーを最初に飲んだのでしょうか?実は少し悲しい植民地支配の歴史に、由来があるようです。18世紀ごろ、オランダ東インド会社はコーヒーの栽培がイエメンだけでは需要に追い付かなくなり、植民地のインドネシアにもコーヒープランテーションを作り始めました。そして、コーヒー栽培は急速にオランダ東インド会社の一大収入源となりました。収穫されたコーヒーは全てオランダ自国へ輸出されてしまい、当時コーヒーは高価だったこともあり、プランテーションで働く農民はコーヒーを飲むことを許されていませんでした。しかし、彼らは自分たちでも手に入るコーヒーを見つけたのです。それは野生のジャコウネコが完熟チェリーを食べて、糞と一緒に排出された種だったのです。地元の農民たちはそれを拾い集めて、自分たち用のコーヒーとして飲んでいました。ある日、オランダの商人たちは農民たちが飲んでいるコーヒーの香りがよいことに気づき、確かめたところ、それがジャコウネコが糞と一緒に出したコーヒーであり、「コピルアック」の誕生となりました。


    さて、当店で期間限定で提供しているコピ・ルアックもなくなり次第終了となりますので、お早めに!

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